夏の登山ツアー、ラストを飾るのは毎度お馴染みの辻さん。今年は白馬岳に登ってきました。

入山日当日、台風11号が関東沿岸に向かっている影響もあって、猿倉からの入山者はごくわずか。猿倉荘の親父も「ほんとに登るの？」と心配してくれましたが、結果的には台風の影響はほとんどなく、曇り・無風で葱平から上部でガスに包まれたぐらいでした。

明けて2日目、素晴らしい天気が私たちを迎えてくれました。下界は一面の雲海、その上に顔を出す北アルプスの山々、上空は雲ひとつない快晴です。雲海の広さは今までに見たことのない規模で、長野側・富山側の全てを覆いつくしていて、北アルプスが雲に浮かんだ島のように見えました。

2日目も行き交う人は少なく、素晴らしい景色をほぼ独占した状態で稜線を歩くことができました。数日前までは多くの登山者で賑わっていたのですが・・・。

稜線にはまだまだ多くの高山植物が咲いてますし、一部の草花は赤やうす茶色に色づき始めてます。冬を迎える前に一瞬山が華やかに色づく秋も、登山にお薦めの季節です。