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あぎあぎ通信(ブログ) - studioMさんのエントリ
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2012/09/21
北鎌尾根

執筆者: studioM (20:50)
岳人の憧れ、槍ヶ岳北鎌尾根。

槍ヶ岳から北に延びる長大な尾根、北鎌尾根。今まで多くの岳人が挑み、踏破する者、敗退する者、残念ながら命を落としてしまった者。喜びと悲しみ。それら全てを受け入れ、今もなお悠然と構える北鎌尾根。

今回この難関ルートに、あぎ登山ツアーに参加していただいているSさんが挑みました。一昨年に不帰キレット、昨年は大キレット、そして今年の夏に西穂〜奥穂を縦走し、段階を踏んでようやく憧れである北鎌尾根にチャレンジすることになりました。

1日目は上高地から入山して槍沢ロッヂまで。2日目は水俣乗越から天上沢に下り、標高差600mの北鎌沢を登って北鎌尾根に出たところで幕営。この日は雨を覚悟していたものの、明けてみれば青空が広がって雨にあたることなく幕営地まで登ることができました。

そして3日目。いよいよ北鎌尾根に挑む日。昨夜から降り出した雨は出発する時にはやんでくれたものの、しばらく登ったところからガスに包まれ、そして無情にも降り出した雨。結局この雨は北鎌平に到着するまで降り続きました。

北鎌尾根は山頂までの長い距離に加え、急登高・急下降するところが多く、それに耐える体力と精神力が求められます。雨に濡れた岩場は難易度がさらに上がり、より慎重に歩くことが求められました。

その困難なルートを、強い意志を持って歩き続けたSさん。濃いガスに包まれ先が全く見えず、この先どれぐらい歩くかもわからない状態で不安も大きかったと思います。小さなピークを越えたり、右や左から巻いたり、岩を登り、ガレ場を下り、同じようなことを何度も繰り返して延々とゴールである槍ヶ岳を目指しました。

そして幕営地を出発してから9時間、苦闘の末に北鎌尾根を踏破して槍ヶ岳の頂に立ちました。残念ながらギャラリーは無し。でも水俣乗越を越えてから誰にも会わず、北鎌尾根を独占して歩くことができたので、山頂も独占できて最高の気分!最後までよく頑張りました。

今回北鎌尾根を歩いてきて、当初は北鎌沢で水を汲む予定でしたが、天上沢の途中から水が途絶えてしまい、北鎌沢の分岐では全く水が流れていませんでした。今年の夏に雨が少なかったことが影響しているのかもしれません。
我々は北鎌沢の分岐から天上沢の上流へ15分ほど戻ったところで水を汲みました。その後北鎌沢を登るとわずかな水の流れがあったので、ここでも水を補給しました。
今後入山を予定している方は、水の確保にご注意を。

あと我々が入山する直前の三連休に北鎌尾根を登った数パーティが遭難(体調不良)し救助されたようです。エスケープルートもなく、遭難したときの救助も困難を極めます。備えをしっかりとした上で挑んでください。
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