白馬の小さな ペンションあぎ

夏山シーズンを前に

投稿日時 2014-6-6 23:33:03
執筆者 studioM
夏山シーズンを前にして、登山に関する問い合わせが増えてきました。
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問い合わせの中で気になるのが、夜行バスで白馬まで移動してきてそのまま白馬岳に登り、下山後温泉に入ってからその日のうちに帰る、という計画の人が多いことです。これってもしかすると富士山の弾丸登山と同じ?!と思ってしまいます。

夜行バスだと身体をゆっくり休めることは難しいですし、寝不足の状態で猿倉から白馬山荘or白馬岳頂上宿舎まで、標高差1600mもあるこのコースを重い荷物を背負って7時間以上も歩くことができますか?

北アルプスってサクサクッと簡単に登れる山ではありませんし、ましてや夜行バスできて登ろうなんて、疲労や高山病のリスクが大きくなり、計画段階で遭難しているようなものです。

問い合わせのあった方には、前日に猿倉荘、もしくは白馬村内にある宿に泊まって身体を十分休めていただいてから登るようにお勧めしているのですが、「休みがとれない」「時間がない」「前にも夜行バスで行って登ったことがある」などの理由のような言い訳のような言葉を並べ、結局私の忠告など聞き入れてもらえない人がほとんどです。

夜行バスを使えば時間を有効活用できるのは理解できますが、よく考えてみてください、もし観光旅行に行く時に夜行バスを使いますか?若い人たちならまだしも、中高年世代の人たちだとまず使わないと思います。
でもなぜか登山に行くとなれば話は別で、夜行バスを積極的に使う。下山して温泉に入ってから帰る時間を確保するため、山小屋は日の出前に出発。こんな詰め込みの日程で歩いて、安全で楽しい登山が本当にできるのか、疑問に感じてしまいます。

山に登れば、まず第一に無事に下山していただきたいですし、そのうえで山を楽しんでいただきたいと思ってます。弾丸登山でも結果的にはほとんどの方が無事に歩けているのですが、それはたまたま無事であっただけで、次回同じ事をやっても大丈夫、ということはありません。

個人で計画する登山も、旅行社のツアーに参加する登山も同じです。登山は山を歩いている時だけではなく、既に計画段階から始まっています。リスクを避けて、安全で楽しい登山をしていただけるように、夜行バスを利用して登山口に移動するのではなく、前日に登山口まで移動して、一緒に登る仲間や宿のオーナーと山談義で楽しい時間を過ごして、身体をゆっくり休めてから体調万全の状態で山に挑むようにしてください。




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