今日は学校登山の案内で、八方尾根の丸山ケルンまで行ってきました。
八方尾根は7月中旬から8月下旬にかけて、主に長野県内の中学校の集団登山があります。今日は丸山ケルン日帰りが5校、唐松山荘からの下りが1校、唐松山荘への登りが1校、合計7校が入山していました。これだけ集中するのは珍しいですね。途中の登山道のすれ違いで待ったり待たせたり、時間がかかることもありましたが、ほぼ予定通りの時間で歩くことができました。
八方尾根(唐松岳)はゴンドラやリフトを使って標高を稼ぐことができて、北アルプスの中でも比較的登りやすいことから、学校登山に人気のあるルートです。
それ以外にも
尾根からの眺めが最高
北アルプスを間近に見ることができる
高山植物が豊富にある
なども選ばれる理由にあげられると思います。
こうして長野県で育った子供のほとんどは、中学生や高校生の時に本格的な登山を体験するわけですが、その学校登山が最初で最後の登山になってしまう人が多いということが、私には残念でなりません。
地元の子供たちだけではなく、白馬村に移住して20年以上の人の中にも、一度も白馬岳に登ったことがない、という人もいます。すぐ目の前に素晴らしい北アルプスがあるのですが、登山をしない人は意外に多いのです。遠方からわざわざ白馬へ来て登山をされる方には信じられない話かもしれませんが・・・。
ちょっと話がそれましたが、子供たちに山や自然に対して少しでも興味をもってもらえるように、それがやがて登山を始めるきっかけになってもらえるように(そうなるとすごく嬉しい
)、日々試行錯誤しながら、明日からも子供たちの先頭を歩いて山を案内してきます。