剱岳早月尾根
(山行日) 2008年10月15〜16日 1泊2日
【10月15日】
5時55分:白馬出発。
8時15分:馬場島着。雨のため、車で待機。
9時30分:雨があがり、青空が見え始める。出発準備。
10時00分:馬場島出発。尾根に取り付くといきなりの急登。ここは北アルプス三大急登らしい。宿泊予定地の早月小屋を目指し、落ち葉を踏みしめながらグイグイ登っていく。登山道はよく整備されていて登りやすい。標高差200m毎に道標があり、休憩適地。
15時30分:早月小屋着。今日はここで泊まり(幕営)。小屋の営業は12日で終了しており、他に入山者がいないため、独占状態。ただし水の補給ができないので、登山口から5リットル持って上がってきた。
テント設営後に周辺をウロウロしていると、食料(冷凍食品)とお酒を発見!おそらく小屋の方が下山する時に置いて(捨てて?)いったもの。冷凍ハンバーグ3個とお酒をありがたーく頂戴する。
早月小屋からは富山市の夜景を見渡すことができる絶好のポイント。月明かりに照らされた剱と共に、夜景を満喫。
【10月16日】
3時45分:起床。
5時35分:早月小屋出発。快晴・無風、最高の天気。
剱山頂まで標高差約800m。近くに見えているが、意外に遠い。標高2500mから上は前々日に積もった雪を踏むことに・・・。山頂直下は鎖場が続くが、難なく通過。
8時35分:剱岳山頂着。白馬、立山、穂高、笠など、北アルプスが全て見渡せ、最高のロケーション!
9時08分:下山開始。雪でスリップしないよう、慎重に下る。途中、冬毛に替わり始めた雷鳥に出会う。
11時15分:早月小屋着。パンと温かいスープを飲み、一息いれる。テント撤収。
12時00分:早月小屋発。馬場島までの長い下りを延々と歩く。ここで日頃の運動不足と長時間歩行の疲れから、Aさんの動きが急に鈍くなり、一気にペースダウン。
17時05分:馬場島着。なんとか日の暮れに間に合った。
剱沢方面からの別山尾根に比べるとマイナーなコースですが、標高差2240mは登り応え充分!剱を目指すなら、ぜひこちらのルートからどうぞ!