5月29日から6月4日まで、阿曽原温泉小屋の小屋建てに行ってきました。
黒部峡谷にある秘境・阿曽原温泉。半年近く雪に閉ざされていたこの地にもようやく春が訪れました。阿曽原温泉小屋は白馬尻小屋・白馬鑓温泉小屋と同様、毎年秋に解体、春に組立を繰り返す小さな山小屋です。
阿曽原温泉へは欅平から水平歩道を5時間以上かけて歩かないと着かないのですが、今回は小屋の人たちと一緒に欅平から仙人ダムを結ぶ専用の地下鉄道に乗って、欅平からわずか30分足らずで阿曽原温泉に到着。これは楽チン♪
今回は通常の小屋建てに加え、スタッフ用の小さな小屋を新築するということで、建築資材の運び出し+歩荷もやりました。人里離れた陸の孤島のような場所で、大きな資材を上げたり下げたり。チーム阿曽原の面々は力持ちの強者揃いなので、後れをとらないように必死でついて行きました。
作業が終われば温泉に入り、夜は酒を飲んでぐっすり寝る、毎日これの繰り返し。周囲の景色は変わらないものの、新緑が日を追うごとに濃くなってくるのを感じてましたし、夜は満天の星空が綺麗でした。
このあと作業は7月中旬頃まで続くそうです。次回は紅葉が美しい秋に訪れようと思います。