国立新美術館で開催されている示現会展に行ってきました。
66回目を迎えた示現会展には、会員であり昨年秋のヒマラヤトレッキングツアーに参加されたK画伯の作品が展示されるとあって、早速初日に美術館へ足を運びました。
長野から新宿行きのバスに乗り、新宿からは迷路のような地下鉄を乗り継いで乃木坂駅で下車。6番出口から通路を歩いて美術館に入り、示現会展が開催されている2階へ。
会場に入ってすぐに100号やそれ以上のサイズの大きな油絵がずらりと並んでいて、その大きさと数に圧倒されてしまいました。あとで知りましたが展示されている絵は全部で1,050点あり、会場の国立新美術館は国内最大級の展示スペースを誇るそうです。全く予備知識なしでこの示現会展に訪れた私、お恥ずかしい限りです。
さて今回お目当てのK画伯の絵を探しながら順番に会場を回っていくと、ちょうど真ん中あたりに展示されていました。昨年訪れたアンナプルナベースキャンプから見たマチャプチャレが描かれていました。天に突きさすかのようにそびえ立つマチャプチャレ、澄んだ青色の空、山肌を埋め尽くす雪と氷、大地を流れていく氷河、それら全てが描かれた素晴らしい作品でした。
この作品を描くために、といえばちょっと大げさかもしれませんが、ヒマラヤを描くことを目標にツアーに参加していただいたKさん。現地ではササッと素早く下絵を描き、帰国してから冬の間に描かれたそうです。このあともアンナプルナ喫や、夕日や朝日でオレンジ色に染まったヒマラヤを描きたいとのこと、それらの作品が描かれるのも楽しみです。
ヒマラヤトレッキングから帰ってきたあとも、ツアーに参加していただいた皆様といろいろな形でお付き合いをさせていただけることに、喜びと感謝の気持ちでいっぱいです。ネパールで結ばれた縁を、これからも大切にしていきたいと思います。