八方尾根スキー場の名物コース「リーゼン」で行われたリーゼンスラローム大会に出場してきました。
今年でなんと61回目を迎える、つまり戦後間もなくから始まった歴史と伝統のある大会で、2日間併せて700名以上が出場、スタートの兎平からゴールの名木山まで滑走距離が2500メートル、標高差650メートル、などなど、草大会としては国内最大級の規模を誇る大会だと思います。
ただ今年はゴール付近の名木山ゲレンデの積雪が少ないため、うすばの急斜面を降りたところがゴールに変わりました。
リーゼン大会は上位入賞を狙った本気モードの人から、競技に参加して楽しもうという人まで、さまざまな人達が参加する大会です。参加資格は特になし。スキーができればそれでOK。なんといっても、あのリーゼンコースを旗門を通過するという制約はあるものの、他のスキーヤーを気にすることなくかっとびで滑れるという、その爽快感はこの大会でしか味わえないものだと思います。
さてわたくし、今回が久々のリーゼン大会参加です。リーゼン大会には過去に2度出場したことがありますが、それ以外の競技大会には出場したことがなく、レーシングスーツ(私達は「ぱっつん」と呼んでます
)やヘルメットは持っていません(登山用やドカタ用ならありますが・・・
)。
スタート前、ゼッケン順に並んで待っている間が一番イヤな時間で、スピードについていけるかな?とか、後の人に追い抜かれないだろうか?とか、変なことばかり考えてしまいます。競技の経験がほとんどないので、コース取りやスピードへの対応など不安はいっぱいありますが、でも今更いろいろ考えたところでいつも以上に上手く滑れるようなことはないだろうし、とにかく滑りを楽しもう!と考え、スタート地点に立ちました。
そしてスタート合図と共に滑走開始!旗門を右に左に『おっ、なかなかいい感じ』と思いつつ、でもうすば斜面に入ると余裕がなくなって必死に滑り降りて、無事ゴ〜ル。
ゴールした瞬間、口の中はカラカラ、足はパンパン。でも思った以上にタイムが良かったので、大満足。楽しかった〜。ありがとう。
ゴールしてからしばらく時間がたてば『もうちょっと練習すればもっと早く滑れるかも』と欲が出てきました。よし、来年も出場しよう。皆さんも「チームあぎ」で一緒に参加しませんか。楽しいよ〜。