北アルプス白馬連峰の開山祭「第41回白馬岳貞逸祭」が猿倉にて行われました。
毎年恒例の「貞逸祭」。以前は7月第2土日に行われていましたが、梅雨末期の大雨と重なることが多く、数年前から比較的お天気が安定している5月第4土曜日に変更されました。
今日のお天気は晴れ、やや風強し。朝から季節外れの黄砂の影響で、山が少し霞んで見えます。私達ガイド連中は朝7時に白馬駅に集合し、タイムスケジュールの確認と役割分担の説明があり、今回私は初めて貞逸祭のガイドに指名されました。
乗り合わせで猿倉へ移動し、9時から猿倉駐車場で安全祈願祭、その後場所を猿倉荘に移して、テープカットのあと10時から白馬大雪渓トレッキングに出発しました。トレッキング参加者は130名以上で、年々参加者が増えています。
私の担当した4班は33名、そのうち知り合いの人が半数以上いて、案内しやすいような、しずらいような、なんとも複雑な感じでスタートしました。猿倉を出発してから山や花の説明をしながらゆっくりと大雪渓まで歩き、一面雪に覆われている白馬尻で昼食をとり、ニリンソウやシラネアオイの咲いている場所を回ってから下山を開始しました。
お花の時期にはまだ少し早いのですが、残雪が多いこの時期の大雪渓に初めて登る人も多く、夏山とはひとあじ違った白馬を楽しんでいただけたと思います。
貞逸祭(白馬連峰開山祭)により、いよいよ登山シーズン開幕です。今年も皆様にとってよい登山シーズンでありますように。