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2007/09/11
新米収穫中
執筆者: studioM (22:30)
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郷里に帰って一週間、コンバインに乗って毎日稲刈り作業をしてます。今年は天気が不安定で曇りや雨の日が多く、なかなか作業がはかどりません。 コンバインに乗りながら周りの田んぼを見渡せば、そこで働くのはおじさん・おばさん、いやいや、おじいさん・おばあさんが実に多い。農家のほとんどは兼業農家であり、働き盛りの若者は平日は会社で働き、土日は稲刈りの手伝い、と思いきや実際に作業をしている人はごくわずか。登山だけではなく農業も中高年、というより高年の方が主力の時代です。 私が子供の頃は、田植え・稲刈りは一家総出で作業をしてました。我が家だけではなく、周りもそうでした。小さな子供はほとんど役に立たなかったと思うのですが、田んぼで食べるお弁当が楽しみでよくついて行ったものです。お弁当といっても豪華なものではなく、日の丸弁当+おかずが少しだけだったように思います。 昔は小さな田んぼで手作業が多かった農業も、ほ場整備により田んぼが大きくなり、機械化がどんどん進み、生産性・効率重視に変わりました。米の収穫量が増え、米が供給過多になると、減反政策により作付面積を制限され、余剰米を海外に輸出しながら海外からお米を輸入(ウルグアイ・ラウンド合意による)しています。 加えて、農業就労者の高齢化、担い手の不足、高額な農業機械、などなど、問題も多い。 この先、おそらく10年後には、お米の国内生産量が減り、海外からの輸入量が増え、自給率が低下していくのではないでしょうか。私の勝手な推測ですが・・・。 日本人にとって、お米は昔から主食として食べられてきたもの。でも今は食文化が多様化・国際化し、炭水化物ダイエットで逆にお米を敬遠する人もいる時代。十数年前の大凶作の時にはマスコミにもあおられて大騒ぎしたのが懐かしい。 でもやっぱり日本人だもの、米を食わなきゃ元気がでません。今年も美味しい新米、収穫中です。 |
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