八方尾根スキー場で行われるリーゼンスラローム大会。今年は「チームあぎ」として、常連のお客さんと一緒に総勢5名でエントリーしました。
大会当日は朝から雪が降るあいにくの天気。当初予定されていたタイムスケジュールに従ってスタート地点に集まったものの、ゲレンデ上部は濃いガスで視界不良のためたびたびレースが中断されました。スキー大会ではよくあることなのですが、レースに慣れてない私達はスタート地点で順番がくるのをただただ待つだけでした。
前回までは普通のスキーウェアを着て滑ってましたが、今回はいつもレースに出場しているOさんからレーシングスーツを譲っていただきましたので、格好だけはレーサーっぽくなりました。問題はヘルメット。競技用のものを持っていないため、仕方なくクライミングで使ってるヘルメットを着用しましたが、これが実に不釣り合いで、チームあぎの仲間からは爆笑。レーシングスーツにニット帽よりはマシ、と自分をなぐさめ、周りからの視線を気にしながらスタートハウスに向かいました。
スタートの順番がきた時もあたりは濃いガスに包まれていて、二旗門目がほとんど見えない状態。スタートを知らせる電子音が聞こえてきたので、気持ちを落ち着かせ、ピッ、ピッ、ピッ、ピーの合図とともにスタート!ゴールの名木山目指して滑り始めました。
コースは思っていた以上に荒れていて、板がはねられるのを押さえつけながら、旗門をひとつひとつクリアしていきました。うすばからは斜度が変化して急斜面になります。スタート前一番不安だったのは、うすばの急斜面でスピードに対応できるか、でした。
レーシングスーツは空気抵抗が少ない分だけスピードが出ます。しかもレースで着るのはこれが初めて。どれだけスピードが出るかわからないので、やや慎重にうすばに突っ込みました。結果的には先の旗門を見るぐらいの余裕がありましたが、でもそれ以上のスピードで滑ったとするとおそらく破綻したかもしれません。
その後名木山の斜面を滑り降りて、無事ゴール。私のあとにもチームあぎのメンバーが次々にゴールしました。全員完走。滑りきった充実感と心地良い足の疲れを残しながら、それぞれが満足のいくレースだったと思います。
今回は「チームあぎ」として仲間5人で出場することができ、とても楽しい大会になりました。これからも「チームあぎ」で出場を続けていきたいと思いますので、競技歴のある人・ない人誰でもOK!一緒に大会に参加しましょう。