八方尾根の登り、間もなく唐松山荘というところで事件は起きました。

案内したお客さんの左足の靴底が、つま先部分を除いてベローンとはがれてしまったのです。ここ数年山でたまに見かける光景。聞けば登山靴を購入して約10年、前回の登山では全く問題なかったとのこと。もしかすると靴に何らかの兆候があったのかもしれませんが、履いてるお客さんにとってはまさに突然の出来事です。

応急処置として針金で固定をし、何とか歩ける程度に処置しました。左足がはがれるということはいずれ右足も？？と話していたら、案の定下りの途中で右足の靴底がベローンとはがれてしまいました。こちらも針金で固定。

登山をするうえで登山靴は非常に重要な道具であり、日頃のお手入れはもちろんのこと、ソールの減り具合やキズ、損傷、靴ひもなど、入山前に各部をチェックしておきましょう。またもしもの場合に備えて、針金、細引き、テーピングテープ、換えの靴ひも等を携行しておくと、イザという時に助かります。

※記事とは全く関係のない写真（ツガザクラ）ですいません。ただいま八方尾根は花盛りでとてもキレイです。