2009年の夏山シーズンが終わりました。
今夏は関東甲信地方の梅雨明け宣言こそ早かったものの(7月14日)、その後は雨や曇りの日が多く、不安定な天気が続きました。お盆になってからようやく天気が安定し始め、8月後半は夏山らしい晴れの日が続きました。
今年で9年目を迎えたあぎ登山ツアーは、白馬岳を中心に全部で6本登りました。事前の天気予報があまりよくないツアーもありましたが、いざ登ってみれば意外にお天気が良かったり降っても小雨程度だったり、またその逆もあったりなどなど。
いつも思うことですが、山の天気は実際に現地に訪れて登ってみないとわからないものですね。
この夏も山を愛する多くの皆様との出会いがありました。私にとってはツアーに参加していただいた皆様、稜線や山頂からの眺め、数多く咲いていた高山植物、いろいろ泊まった山小屋など、全てが印象に残るものでした。夏山で出会った全てに感謝・感謝です。
山をガイドする時に心掛けていることがあります。
(楽に)
山を歩くときのペース配分、歩行・休憩の時間やタイミングなど、歩き方ひとつで疲れ具合が違ってきます。苦しいばかりの山登りではなく、いかに楽に歩けるか。
(楽しく)
黙々と歩いても山頂にはたどり着けますが、それでは面白くないし物足りない。時にはくだらない冗談をいいながら、笑いながら楽しく山を歩きたいもの。
(安全に)
これが一番重要。安全に登れるという前提があって、初めて楽に楽しく山登りができるのですから。
これからも 「楽に 楽しく 安全に」 アルプスの山を案内していきたいと思います。