昨日今日の2日間、学校登山のガイドで唐松岳に登ってきました。心配していた天気は、今日は雨の中の下山だったが、昨日は晴れて北アルプスもよく見え、全員で唐松岳の山頂まで登れたのでよかったと思う。
1日目(23日)は日曜日ということもあって、八方池までの自然研究路は賑わっていた。とはいうものの、この時期の週末としては入り込みは少なく、やはり雨続きの天候と、長野県内で発生した大雨災害による敬遠が影響していると思われる。
1日目のお天気は意外(!?)にも晴れで、八方尾根からは白馬三山、五竜岳、鹿島槍ヶ岳、妙高山、火打山を望むことができた。丸山ケルンから先はガスが出てきたものの、唐松山荘からは雲の合間から剱岳・立山も見えた。期待以上の天気であり、子供達から「スゲーッ」と喜びの声が上がっていた。
2日目は残念ながら雨。生徒の雨具は半数以上がビニールカッパ、靴は普通の運動靴。ザックカバーは当然なくて、各自がビニール袋を工夫しながらザックにかぶせていた。1回だけの登山のために装備を揃えるのは金銭的負担が大きすぎるが、レンタル制度があってもいいような気がする。割と手軽に登れるとはいえ、唐松岳は標高2600メートルを超える高山なのだから、装備の不備は命取りになることだってある。
今年は雨の影響で学校登山が中止になったり延期になったりしているのが多い。生徒達にとってはある意味ラッキー(!?)なのかもしれないが、やはりいい条件の時に登ってもらいたいと思うし、この登山が人生の中で最初で最後の登山になってもらっても困るので。。。私達ガイドも、イヤイヤ登っている生徒に何とか自然に興味を持ってもらおうと、けっこう必死でやっているのである。