夏山相談所の当番で、猿倉に行ってきました。

猿倉4時30分着、そろそろ日の出の時間。土曜日ということもあり、既に何組かのパーティが出発準備をしていた。テーブルに黄色い登山者カードと鉛筆がセットされているのを確認し、相談員用のベストを着用して準備完了。今朝の猿倉はヒンヤリとしていて寒い。

早速登山者がカードを記入しにやってくる。メンバー全員の名前、緊急連絡先、登山ルート、装備等を確認し、記入漏れがあれば書き足してもらう。各ルートに応じて注意点を説明し、カードを受け取り無事下山されることを願いながら登山者を見送る。次から次へと訪れる登山者、時にはテーブルの回りが人集りになることもあり、同じ説明を何度も繰り返すこともしばしば。

家族や知人から捜索願いが出た時に、最初の手掛かりになるのが登山者カード（登山計画書）です。登山は計画段階から既に始まってますので、できれば登山口で書くのではなく、家を出発する前に書いて家族の方にコピーを渡してもらうのがベスト。メンバー全員で行程、装備、非常時の対策などの情報を共有し、安全で楽しい登山をしていただきたい。私たち山岳遭難防止対策協会の願いです。

登山者カードはこちら(pdf）

※登山相談所は、猿倉、八方、五竜、栂池の各登山口で8月15日まで毎日相談員が待機しています。