立山、剱岳、下ノ廊下など、いつも登山の通過点として訪れたことのある黒部ダム。今回は観光でのんびりと黒部ダムを散策してきました。
白馬から車を走らせること約40分で、立山黒部アルペンルートの玄関口・扇沢に到着。ここから関電トロリーバスに乗りかえます。週末ということもあり、乗車待ちのお客さんがチケット売り場近くまで並んでいたものの、数台のバスが同時に発車するので、ほとんど待ち時間なしで乗車することができました。(ただし立ち席でしたが・・・)
黒部ダム駅に到着後、いつも(登山の時)は待合室からダム連絡通路を通ってダムの堰堤に出てましたが、今回は観光目的なので、ダム展望台に向かいました。220段の階段を登ってダム展望台に行くと、そこはその名の通りダムを見下ろす素晴らしい展望台で、お天気がよければぜひ屋上の展望広場に登っていただきたい。
ここからはダムとダム湖はもちろんのこと、周囲にある立山、赤牛岳、水晶岳、それから白馬岳方面までよく見えます。白馬岳方面を見ると、旭岳が一番目立ってます。白馬岳にくっつくコブのような旭岳ですが、黒部ダムや鹿島槍ヶ岳、燕岳方面から見ると、白馬岳より目立つ存在です。
展望台から野外にある階段を降りると、ダムを間近で見ることができる新展望広場やダム堰堤に出ることができます。ダム堰堤から下を見下ろすと、すごい高度感!お腹のあたりが「くぅ〜っ」としてきます。
世紀の大事業であり、関西電力が社運をかけて造った黒部ダム。今でももちろん水力発電として利用されてますが、現在の発電量は関西電力の総発電量の100分の1にしかならないそうです。
クリーンなエネルギーを生み出す水力発電。でも建設には多大な環境破壊があったと思われますが。。。なにはともあれ、雄大な黒部ダムと周囲の大自然を、ぜひご堪能ください。