先日小谷村で行われた「白馬乗鞍岳周辺の冬季利用に関する説明会」に参加してまいりました。

今週末から運行が始まる栂池ロープウェイと栂池ヘリスキー開始に伴い、利用者の安全と国立公園である白馬乗鞍岳周辺の適正な利用方法についての説明がありました。

白銀の北アルプスを目の前にした時、そこが日本ではないまるで別世界にきたかのような素晴らしい眺望に驚き、大きな感動がこみ上げてきます。
以前はごく一部の人達しか入山することができなかったこのエリアに、栂池ロープウェイの早春運行と栂池ヘリスキーにより、ベテランから初心者の人まで誰もが容易に入山できるようになりました。また近年山スキーやスノーシューの人気により、入山者は年々増えています。

入山者が増えると、困った問題も出てきます。ゴミやし尿による環境破壊、危険地帯への入山、希少動物の生活エリアへの進入、雪崩や遭難事故などなど。入山される皆様が安全に楽しく自然を満喫していただけるように、このエリアに適用されたルールに従って行動をお願い致します。

・登山届（またはツアーカード）を提出すること
・立入禁止区域には絶対に立ち入らないこと（雪崩・遭難事故防止、希少動物保護のため）
・ゴミは必ず持ち帰ること（生ゴミも不可、絶対に捨てないでください）
・トイレはロープウェイ駅舎をご利用ください。栂池ヒュッテは3/31以降利用可
・携帯トイレはロープウェイ駅舎で販売を予定しています
・国立公園内でのテントの幕営は禁止

白馬乗鞍岳周辺は日本のみならず世界的にみても非常に貴重な自然が残されている特異なエリアであり、ここに入山される全ての皆様が自然環境を守りながら安全に楽しく遊んでいただきたいと思います。

なお栂池ロープウェイ乗車、および栂池ヘリスキー利用者には、安全のための事前レクチャー、立入禁止区域の説明、チラシの配布等があります。

栂池ロープウェイ早春運行期間：2007年3月10日〜5月6日（予定）
栂池ヘリスキー運行期間：2007年3月9日〜5月6日（予定）
　※ どちらも悪天候時は運行を中止することがあります