2010年夏山シーズンが終わりました。
今夏は7月17日に梅雨明けし、その後は天気が安定して晴れの日が続き、俗に言われる「梅雨明け十日」になりました。7月末とお盆に天気が崩れたものの、それ以外は夏山らしい晴れの日が続きました。
私は7月17日から8月31日までの46日間のうち、33日はどこかの山を歩いてました。その間で雨具を着たのはわずか3日だけで、今年の夏山はいつ登ってもお天気が良くて、稜線からはいつも素晴らしい景色を楽しむことができました。
今年は白馬岳以外に槍穂高など北アルプス南部を案内することが多く、広範囲に活動できたと思います。
さらに今年は山で多くの若い人達に出会いました。若い登山者は3年ほど前から少しずつ増え始めていたのを実感していましたが、今年は爆発的に増えたように感じます。(とはいえ山はまだまだ中高年登山者が圧倒的に多いですけどね)
共通したスタイルとして、サポートタイツにショートパンツもしくは山スカート、ショッキングピンクやブルーなどカラフルな色使いのウェアを着こなし、両手にはストック。そんなスタイルで歩く若い女性たちのことを「山ガール」と呼び、その言葉が登山者の間でかなり浸透していたのも確かです。なかには一見すると山ガール、でもよく見てみれば・・・あれ??もしかしたらヤマ○バ??なんてことも。。。(笑)
山ガールに代表されるようなスタイルには賛否両論いろいろありますが、それぞれが目的の山を目指して汗を流しているのは同じですし、登った時の達成感や感動は登った人にしか味わえないものですから、単なる一過性のブームで終わるのではなく、その中の多くの人達がこれからも登山を続けてくれることを願ってますし、きっとそうなると信じてます。
夏山シーズンは終わりましたが、これから紅葉が美しい秋山、そして本当の山の美しさを実感できる冬山へと続いていきます。北アルプス=夏山ではなく、四季折々の美しさにぜひ触れていただきたいと思います。