昨年春に醤油麹を造ってから約1年半熟成させてきたお醤油を、本日搾りました。

醤油造りは村内のお友達から声をかけてもらって造り始めてから、今回で4回目になります。過去3回は蔵元からもろみを購入して仕込みましたので、自分たちで行った作業はもろみを樽で熟成させて搾るだけ、ほとんど手間いらずで楽でした。
今回は醤油の元になる醤油麹から造りましたので、本格的な醤油造りへの挑戦でした。

醤油麹造りや今回行った醤油搾りは【あぎ】アルバム −醤油作り−に写真付きで詳しく掲載していますので、そちらを覗いてください。

醤油麹造りは醤油麹の下準備から麹菌の繁殖まで、丸3日間つきっきりで麹の世話をしましたので、一番大変な作業でしたが、麹菌の繁殖や状態変化を見ることができましたので、一番楽しかったのもこの醤油麹造りでした。何もかもが初めての経験で、麹のちょっとした変化にとまどうことも多く、醤油仲間に電話で確認したり、わざわざ見に来てもらったり、まるで赤子を育てるようでした。

醤油搾りは年に一度（私達は2年振り）に行うお祭りのようなもので、それぞれ搾った醤油を味見しながら、こっちは旨いとか、こっちはちょっとしょっぱいとか言い合いながら、仲間と一緒に楽しく作業をしました。原材料は全く同じでも、仕込みや熟成の違いで味もそれぞれ異なります。その違いがこの醤油造りの楽しいところでもあります。

醤油造りの全作業工程からもわかるように、添加物は一切使用しておりません。クリーンで安全なお醤油です。【あぎ】宿泊のお客様に販売しておりますので、宿泊時にお申し付けください。

醤油造りは来年も行います。もちろん醤油麹造りからです。次回も旨いお醤油を造れるように頑張ります。