お正月以来の大賑わいだった2月連休が終わり、いつもの平日が続いてます。今週は12,13日に九州からやってきた修学旅行生のスキーレッスンを行い、今日(14日)は来週開催されるワールドカップ大会の準備で白馬ジャンプ競技場のコース整備にいってきました。
現場に集合してまず最初に行ったのは、スキー板選び。最近のスキー板はカービングと呼ばれるサイドカーブのついた板が主流なのですが、ジャンプ台のコース整備には不向きということで、昔の平板(サイドカーブがほとんどないほぼストレートの板、十数年以上前はみんなこの平板を使ってました)でしかも長さが2メートルのものが用意されており、なつかしい板の中からお好みの板をチョイス。私が選んだのは小賀坂のTRIUN紫色203cm+SALOMONビンディングでした。
スキー板を持ってラージヒルのランディングバーンの最上部へ移動し、まずは踏み降ろしとデラ掛け(横滑り)を2本行い、そのあとランディングバーンの直滑降を2本滑りました。
ランディングバーンの直滑降は数年前のコース整備の時に体験したことがあるものの、スタート地点に立つとやはり緊張・・・。高低差60メートル以上、最大斜度37.5度、滑走スピードは時速70キロ以上は出ると思います。
一人づつ順番に滑走していき、いよいよ私の出番。覚悟を決め、風圧で体があおられないように姿勢を低くした状態でスタート。でも姿勢を低くすると逆にスピードが出るんです(涙)。
滑走中はまるでジェットコースターに乗っているようなもの。1本目はほぼ無心で滑りましたが、2本目になると雪面に残る滑走ラインを見る余裕も出てきました。2本ともうまく滑り終え、転倒という最悪の結果にならずにホッとしました。
ジャンプ台のランディングバーンを直滑降するというのは、大会のコース整備でなければ出来ないことなので、ある意味貴重な体験かもしれません。3月の八方リーゼン大会に向けて、いいトレーニング(!?)ができたと思います