長山協主催の講演会に出掛けてきました。
山の講演会、お題は「三つの極地のお話」。北極、南極に世界最高峰のチョモランマを加えた地球三極の講演でした。
【北極】
SS高校の生徒・教諭が訪問したアラスカ・フェアバンクスでの体験談。オーロラ観測のほか、アラスカ大学での講義や実験、現地での生活体験などについてのお話でした。オーロラが発生する仕組みについてのお話もあり、電子・陽子・地球磁場などかなりサイエンスでしたが、一度はこの目で見てみたいと思います、オーロラ。
【チョモランマ】
私が所属している山岳会(CCA)の会長Nさんが登頂したチョモランマでの体験談。スライド写真と共にサラリと語られたので、何だか簡単に登れそうな気になってしまったのですが、現実はもちろんとても厳しく、高所順応、強風、酸素ボンベ、し尿処理などなど、登頂は極限状態でのチャレンジになるのでしょうね。
【南極】
同じくCCAのAさんが南極観測隊員として過ごした南極での体験談。
南極は世界一寒い・・・地球上で観測された最低気温-89.2℃
世界一氷が多い・・・地球上の9割の氷が南極にあり、氷床は最大で約4800mの厚みがある。南極にある全ての氷が解けると海水が60mも上昇するらしい。
世界一空気がキレイ・・・空気中のゴミの量は北アルプスの100分の1
その他に観測隊員としての仕事内容や南極での越冬生活、生息する動物や植物、オーロラの写真などなど。
いずれも貴重なお話でした。講演された皆様、おつかれさまでした。NさんとAさんは同じ山岳会の仲間なので、またいろいろと話を聞いてみたいと思います。