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2012/03/02
八方リーゼン大会
執筆者: studioM (22:30)
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八方尾根リーゼンスラローム大会に出場しました。 ■1日目 Aコースオープンクラスにエントリー。 天気は快晴・無風。日中は気温が上がり、春のようなポカポカ陽気のなか競技が進行していく。 スタートは兎平テラス(109)の横から、ゴールは名木山ゲレンデ。全長約2100m、標高差650m、旗門が48もあるとんでもなく長いコース。 スタート前に並んでいると隣にいたオヤジが話しかけてくる「いやぁ緊張するねー、でもこんな緊張感は普段の生活では感じることがないよ。体が活性して若返りそうだ」若返るかどうかは別にして、確かにこの緊張感は日常では味わうことができないもので心地良くも感じる。 30秒間隔で選手がスタートしていき、いよいよ次は私の出番。スタート台に立ち、最初の旗門までのコースを眺め、ストックをついて、静かにスタートの時を待つ。ピーッ・ピッ・ピッ・ピッ・・・スタートOKを知らせる電子音が鳴り、板を滑らせてコースイン! 旗門を1つ2つと過ぎていくたびにスピードが増していく。雪面は固いがすでに百数十人も滑ったあとなので、いくつもの滑走ラインがついているためコースは凸凹。暴れる板を必死に押さえながら滑り、最初の段差で軽くジャンプ。着地後ややバランスを崩して旗門に入ったためターンのタイミングが少し遅れてしまう。そのあと数旗門はターンが遅れ遅れで入ってしまいタイムロス。 緩斜面になるうすばレストハウス手前からクローチングで進み(写真)、スピードに乗ってうすばの急斜面へ。ここの斜面は非常に荒れていて、板が大きくバウンドして体勢を崩してしまい危うく転倒するかと思った。なんとか持ちこたえて名木山の壁へ。ここの入口手前にも大きな凸凹があって、ここでもヒヤッとする。 名木山の壁を落ちるように滑り、そのまま名木山に無事ゴール。滑り終わったあとは口の中がカラカラに乾いてしまって、応援にきてくれたKさんが話しかけてくれたがしばらく上手くしゃべることができなかった私でした。 タイムは2:08:04。平均時速は約60km。完走した135名中42番目のタイムでした。 Aコースオープン リザルト ■2日目 今日は男子3部にエントリー。 昨日の晴天がうそのように、今日は雨(まいった!)。兎平にあがるとみぞれに変わったが、濃いガスに包まて視界不良。レースの前にパノラマゲレンデを何本か滑っておこうと思ったが、視界の悪さと重くひっかかる雪のため、一本だけ滑ってそそくさと兎平テラス(109)に避難。 今日は兎平から一段下に下りたところがスタート地点。1日目に比べると約300m短いが、それでも全長1770m、標高差490m、旗門が35もある。これでも相当長いコースだと思う。 スタート直前になって、天が味方したのか濃いガスが徐々にとれて視界良好になった。次々に選手がスタートしていき、いよいよ私の出番。スタート地点に立つと緊張というより妙に落ち着いた状態になっていた(覚悟を決めたのか!?)。 スタートOKの電子音とともにコースイン。みるみるスピードがあがっていく。既に300人以上滑ったコースは荒れ放題で、荒れ狂う板を必死に押さえ込みながらうすばの急斜面へ。ありえないスピードで滑っているなか、旗門をクリアしてもその次にある旗門しか見る余裕がなく、全てが必死の状態。 名木山の壁を滑り落ち、スピードに乗ったままゴール。ゴールしたあとブレーキをかける余力も残っておらず、最後は自らスライディングするように転んでマットにぶつかりようやく止まった。 タイムは1:41:38。トップの選手から13秒遅れでした。 リーゼン大会はトップタイムの選手から10秒以内だとバッチがもらえるのだが、あと3秒も縮めないとダメだ。わずか3秒だがその3秒の差が非常に大きいような気もする。 男子3部 リザルト 今年で66回目を迎えた歴史あるリーゼンスラローム大会。アマチュア競技者が集いますが、私のようにスキー競技を全くやってない普通のスキーヤーでも参加できる大会です。 決して速さを競うだけではありません。スタート前は緊張もしますが、滑り終えると充実感ともう一度滑ってみたいという欲求も涌いてきます。大会に参加してスキーの楽しさを再認識してみてください。 最後に、リーゼン大会開催のため大会の3日前からコース脇にネットを張っていただいたり、大会当日は早朝から旗門設定、コース整備、大会終了後には全ての機材やネットの撤収など、多くの時間と労力を費やしていただいたおかげで素晴らしいコースに仕上がり、安全に気持ちよく滑ることができました。 私たちがレースを楽しむことができるのも全て裏方のスタッフの皆さんのおかげ、感謝しております。 |
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