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2006/02/23
スキー場に訪れるお客さんの変化
執筆者: studioM (21:40)
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1980年代後半から1990年代前半にかけて、空前のスキーブームがおこりました。その起爆剤となったのが、1987年の大ヒット映画「私をスキーに連れてって」 スキー場を舞台にした恋愛ストーリーは、ユーミンのBGMと共に若者の心をグッと掴みました。スキー道具は飛ぶように売れ、週末になるとスキー場周辺や高速道路は渋滞し、ゲレンデは大混雑でリフト待ち10〜20分は当たり前、レストハウスやお土産店は人が溢れかえっていて、今からでは想像できないほどの混雑ぶり。またその頃はスキーバスツアー全盛の時代で、金曜日の夜になると都市部の主要駅周辺では、スキー板とバッグを持った若者で賑わっていました。 好調なスキーブームを背景に、各スキー場はリフトを増やして輸送力をアップさせ、新しいスキー場も数多く誕生しました。スキー場周辺のホテルやペンションも増え、増築する宿もたくさんありました。がしかし、その多大な設備投資が後々大きな負担となっていくのです。 1992年にピークを迎えたスキーブームは、その後下降線をたどります。1998年に長野オリンピックが開催されたものの、スキーブームの再来とはならず、その後もスキーのお客さんは減り続けました。 そして2005年、かつてのピーク時に比べスキーのお客さんは半分以下にまで落ち込みました。スキー場は人員整理をしたり最小限のリフトだけを動かすようになり、宿では廃業するところが増えました。 ただ、ここにきてお客さんの流れの変化を感じます。 まずひとつは外国人が増えてきたことです。ゲレンデでは英語や韓国語を耳にすることが多くなり、スキー場の案内やレストハウスのメニューには英語と韓国語が併記されるようになってきました。 次に年配の方が多くなったということ。これは逆に言えば若者が減ってきたために年配の方の割合が多くなったともいえます。今後は団塊の世代の人達の増加も見込まれているようです。 スキーは子供から年配の方まで、全ての世代の人達に楽しんでもらうことのできる唯一のスポーツです。まだスキーをやったことがないというあなた、さぁ、これから新しいチャレンジをしてみませんか。 |
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