先週末の5月24日、白馬連峰開山祭が行われ、トレッキング参加者の皆様を白馬大雪渓(白馬尻周辺)まで案内してきました。
開山祭当日の天気予報は「曇りのち雨」。朝のうちは意外に天気が良くて青空が見えていたものの、次第に雲が広がり始めて怪しい天気に・・・。なんとかトレッキングの間だけもってくれ〜と祈りながら猿倉をスタート。
猿倉周辺はブナやカンバの新緑が美しく、お花もムラサキヤシオツツジ、タムシバ、ニリンソウ、ショウジョウバカマなど、春の花がいくつか咲いてました。鑓温泉の分岐を越えた先から所々雪をひろいながら歩き、御殿場でアイゼンを装着して、その先はほぼ夏道沿いに雪上を歩いて白馬尻まで登り詰めて、ここでお昼にしました。
白馬尻周辺にはシラネアオイが咲き始めており、さすがに人気のある花だけあって、写真をとったり近くまで行って観察する人がいたり。例年だと白馬尻の小屋開け準備で除雪作業をしているのですが、今年は6月から始めるとのことでした。
白馬連峰開山祭といいながら、実際には登山者はまだまだ少なくて、本格的に入り出すのは7月中旬以降ですが、すでに白馬山荘や五竜山荘は営業を開始していますし、残雪の山を登るのも気持ちいいものです。ただしアイゼンやピッケル(ストック)など、装備を整えてから入山しましょうね。落石にも注意が必要です。