先日「白馬みねかたスキー場・歩くスキーコース」をご案内してきました。
今シーズンはスキースクールの仕事や常連さんと八方へ滑りに行く機会が多かったので、意外にもネイチャースキーは"初"でした。当初は予定していなかったものの、チェックインの時にいろいろお話をしている中で急きょ決定。コースは北アルプスの眺望が素晴らしい、白馬みねかたスキー場の歩くスキーコースにしました。
あぎから白馬みねかたスキー場までは車で10分ほど。日曜日なので賑わっているのかと思いきや、駐車場に停まってる車はわずかに数台。ゲレンデを見ても数えるほどの人しか滑っていません。静かでプライベート感覚なのは嬉しいのですが、あまりの人の少なさに「経営は大丈夫なのかな」と心配してしまいます。
歩くスキーコースはゲレンデ上部にあるので、リフトに乗って上部へ移動します。コースの全長は5km。ゆっくり歩いて約2時間のコースです。
早朝からの降雪により、コース内は5cmの新雪が積もり、誰も踏み入れてないコースにスキーの跡をつけながら気持ちよく歩くことができました。ガスっていたために残念ながら北アルプスを望むことはできなかったのですが、逆にガスに包まれた雰囲気と樹木に積もった雪の景色が、幻想的な世界を作り出していました。
クロスカントリースキーと聞けば、難しいんじゃないか、初心者には無理、といったイメージがあるようですが、実は誰でも気軽に楽しむことができて、アルペンスキーに比べ道具が軽いので持ち運びが楽だし、当然ながら歩くのも楽なのです。コース内には登り下りがあり、登りはスキーの裏側にあるウロコ状のステップソールにより簡単に登れますし、下りはちょっとしたコツさえ覚えれば無理なく滑り降りることができます。
コース内をゆっくりと歩きながら樹木や動物の足跡を観察したり、今回は見ることができなかったのですがお天気がよければ北アルプスの山並みを堪能することができます。今回ご案内させていただいたお客様から、「こんな素晴らしい場所をもっと宣伝すべき」、とおしかりを受けました。まったくもってすいません。
たまには都会の喧騒を離れ、静かな森の中でゆったりとした時間を過ごしてみませんか。
今回歩くコースを一周したあと、みねかたスキー場内にある「ルフレ」で昼食と美味しいケーキをいただきました。ここのオーナーとは登山や山スキーであっちこっち遊びに行く山仲間ですが、お店にお邪魔するのは実は初めてでした。オーナー手作りのケーキは味・見た目とも美味しいので、ルフレにもぜひお立ち寄りください。